FFlogsとanalysisを使ったスキル回しの研究【前編】

その他

スキル回しについて知りたいけど「あのスキルの運用のあの部分がわからないけどピンポイントで解説してくれてるところがない」といった場合は自分で探すのが一番早いのでlogsとanalysisからお上手な方のログを分析して情報を盗みましょう。

ヒール回しは時と場合によるので上位陣と同じように使っていればokとはならないこともありますが、DPSやタンクのスキル回しの場合は使えます。

今回は知り合いの天才メレーに許可を頂けたので彼の3層のログを使ってリーパーのスキル回しの研究をしていきましょう。ご協力ありがとうございます。

はじめに

この記事ではスキル回しでわからないことがあって調べる時の実際の流れを解説します。「リーパーのコレがわからない時はこういう感じに調べる」という風に進めていくので、他ジョブのことを調べる時も当てはまりそうな手順で進めてみてください。

使うもの

logsは知ってるものとして割愛。

xivanalysis

xivanalysis
Automated performance analysis and suggestion platform for Final Fantasy XIV.

このページにlogsの戦闘ログのぺージを読み込ませるとlogsで表示するよりも見やすかったりバフを持つジョブの場合はバフの効果時間中に何を使ったか等を表示してくれます。詳細な解説は別記事で解説してるので割愛しますが読まなくてもこの後の内容を読むのに支障はありません。

FFXIV rotations

FFXIV rotations

当ブログでもよく登場します。スキル回しを画像で説明する際はこれを使います。調べるために使うものではないですが開幕回しを見やすく画像にしたい時等に便利です。

秒数が載ったタイムライン表

ググれば誰かのロドストが出てきます。

全般

ひとまず一通り分析していきます。当人の意図とはズレる可能性もありますが、こういう感じかなっていう仮説を立てて他のお上手な人のログでも同じようなことをしていたら正しいみたいな感じで色んな人を参考にしていきましょう。(今回はお願いしたのが1人だけなので比較ではなく理屈の分析です)

解説の中で「Castsから」とか「Eventsで」とかが出てきたら右上のこのタブをいじります。

スキルの運用の仕方を調べる

便宜上タイムラインを前半→雑魚→後半の3分割します。前半は2:40くらいまで。

開幕回し

まず初めにanalysisのタイムラインを確認します。logs側でもタブをCastsとEventsにすると確認できますが、analysisだとシナジーや薬がどこまで乗っていたかもまとめて表示してくれます。

開幕はハルパーをカウント0で着弾させていてコンボを回さずに画像のような順番で回しているようです。analysisが対応しているジョブはこれだけで大丈夫ですが、リーパーはまだ対応しきれていないので一部スキルが表示されません。

logs側でタブをCastsとEventsにするとこんな感じに表示してくれます。analysisで一番上に対応していませんと表示されるジョブはこっちで確認しましょう。

今回は薬の効果時間が戦闘開始から30秒経過する前に切れているのでカウント中に割ってからハルパーをしているようです。

薬の扱い

どうやらanalysisの幻薬の項目では1回目の薬はコムニオ後2GCDで切れているとのことなので開幕シャドウオブデスあたりで使えばギャロウズまで入りそうです。ただしこのままでは早計なのでちゃんと理由がある(ことにして)更に分析します。

基本的に薬は開幕と6分目のバースト前に割りますが、3層はタイムラインと仕様の関係で「9分半以上かかると想定できる」「4分目までにどこかでバーストを30秒ずらせる」の2つを満たしているため薬を3回使えるボスということになります。(この2つの条件を知らなかったとしても他のスキルの使い方について調べた時に逆算するように導き出すことができます)

3回使う場合は薬はほぼリキャごとで、リキャが4分30秒なので3回使おうとすると1回目を戦闘開始後に割っていると後がつかえてしまうので戦闘開始直前くらい使っておきます。ご存知の方はわかりますが再生3と同じですね。

ここで「薬を戦闘開始前に使っているのは3層が薬を3回使えるボスだからでは?」という仮説が出来ました。なので同じ人の1層のログも見ていきます。1層は先ほどの条件には当てはまらないので2回使うコンテンツですね。

1層ではカウント中ではなくシャドウオブデスの合間に挟んでいるようです。仮説は正しかったということでタイムラインに沿った回しをした結果だったという結論になりました。

しかしまた別の問題が見つかりました。薬のタイミングは解決しましたが、3層と違って1層ではハーベストムーンを開幕で使っています。3層では1:18で使っているようです。

リプレイを使う

ハーベストムーンを開幕で使わないのはなぜかというのを調べるためにReplayを使って発動時の座標とかを見ていきます。名前を伏せるため切り取っていますが右下あたりにプレイヤー名があるのでそれをクリックするとその時向いている方向と発動しているスキルが表示されます。

1:18は闇の炎の処理の最中で今回は1か5を引いたところまでわかりました。このタイミングでこの向きでハーベストムーンを使ったということは本体と闇の炎を巻き込んでダメージを稼いだということがわかりますね。

Damage DoneのタブでハーベストムーンをクリックしてからEventsに切り替えても(画像はTables)確認することができますが、例えばどうしてもメレーも離れないといけない時に使った場合はそうでない場合と区別ができないのでリプレイで確認しましょう。

デバフの更新タイミング

シャドウオブデスをまとめて更新しているのか30秒おきにいれているのかも調べておきましょう。Castsから該当のスキルのスキル名か棒グラフをクリックしてください。この後特に触れないですが雑魚フェーズではワーラルオブデスでデバフをつけているようです。

画像の通り開幕2回→30秒目で1回→1分目で1回で次の更新が2分目に2回になっています。シャドウオブデスはdotと違ってただ溢れさえしなければ火力ロスが生まれることはないので、スキル回しの都合でこうなっていると推測しましょう。(特に理由がないのであればバースト直前にわざわざ更新しないだろうとします)

という訳でanalysisのタイムラインを参照します。2分あたり。

グラトニーまでアルケインサークルが乗っています。シャドウオブデスを2GCD連続で更新して溢れさせないのはかなりギリギリですが間にヴォイドリーパーを挟むことによって少しだけ余裕を作っています。

アルケイン前にヴォイドリーパーを打っておいてクロスリーパー効果upを付けておくという下準備がレムールシュラウド中でなければ出来ないのと、ここからレムールコンボ2セットと通常コンボを途切れさせないようにするために間に入れていく必要があるのでシャドウオブデスをほぼ連続で入れているのはここ以外で入れる余裕がないためでしょう。

画像の赤丸をつけたところが通常コンボです。スライスが1:56でワクシングスライスが2:23でコンボが途切れないようにバーストの合間に繋いでいます。

「通常コンボを中断させない」「グラトニーを遅れさせない」「デバフを切らさない」の全てを満たすためにシャドウオブデスを2回連続で更新しておいているということがわかります。

下準備をしてからアルケインをしているのもグラトニーがギリギリ収まるタイミングで使えるためだと思われます。

その2に続きます。

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