【7.0】クリコンのピクトマンサー解説

拡張でジョブが追加されて遠隔の方はどんなもんかと様子を見に行ったら手触りがあまり遠隔ではありませんでした。クリコンの基礎的な部分は勿論同じですが、ピクトマンサーの強みが合わさると遠隔というよりもタンクやヒーラーに近いような立ち回りになります。

ピクト系を詠唱しないと戦えない代わりにスキルの効果が他のジョブと比べるとものすごいことになってます。強力なスキルを味方の攻撃とタイミングを合わせて使ったり、ダメージを吸うために使うといった感じに、敵をダウンさせることと味方をダウンさせないことを目的に使うことで真価を発揮します。でかい数字を出すより目的に沿った行動の方が勝利に貢献できます。

めちゃくちゃダメージが出る遠隔というより、敵に自分に対してスキルを使わせてそれを吸ったり軽減でいなしたりスマッジで逃げて倒されないようにしたりといった動きがメインです。LB中はおよそ遠隔dpsらしからぬ耐久性を持っていてウケるくらいダメージを吸えます。

各スキルの解説

解説の都合で順番はゲーム内とは違います。基本的にどのジョブも配置が必要なものは12個になってますがピクトマンサーは2つ多いので例として載せときます。自分が扱いやすいように配置してください。

RGB

レッドファイア、グリーンエアロ、ブルーウォータのことです。以降RGBと略します。

詠唱がない基本コンボだと思ってください。

CMY

シアンブリザド、イエローストーン、マゼンタサンダーのことです。以降CMYと略します。

こちらは詠唱があって威力がRGBより3000高くてGCDが長いです。

ホワイトホーリー

8000回復しながら8000与えます。これ自体に特に変わったことはありません。

ブラックコメット

ただの12000の範囲ダメージのスキルです。

サブトラクティブパレット

使うとRGBがCMYに、ホワイトホーリーがブラックコメットになります。使い方は後述します。

ピクト系&イマジン系

ポンポン→ウィング→クロー→ファングの順に使う度に切り替わっていきます。ポンポンとウィングのバフは使ったら即付与なので大丈夫ですが、クローとファングは最短でブラックコメット等のスキルを当てるとデバフが適用される前に判定が確定してしまうので、デバフが付与されたのを目視してからボタンを押しましょう。

ピクト系はウィングの短縮の影響を受けません。

モーグリストリーム&マディーンレトリビューション

イマジンウィングを使うとモーグリストリームが、イマジンファングを使うとマディーンレトリビューションが各1回使えます。それぞれヘヴィとバインドがついてます。ピクトマンサーのccはこれだけなので実質無いようなものです。

テンペラコート&クラッサ

使うと自分に12000のバリアで、効果時間中はテンペラクラッサに置き換わります。テンペラクラッサは6000の範囲バリアです。どちらも自分に付与されたバリアが割れた時にリキャを短縮します。割りまくってください。

スマッジ

対象を必要とせずキャラが向いている方に15m移動して移動速度が50%upします。他のジョブの移動速度upがついたスキルは全部25%upですが、スマッジだけ50%upなのでスプリントと同等の早さで走りながらスキルを使えます。

LB

範囲内にいると被ダメ25%軽減と回復効果25%upが付与されます。スタープリズムが1回使えるようになります。回復力8000になってますがLB中しか使えないので実質10000です。

LBは使用後に2.5秒の硬直が発生します。スタープリズムの回復は「対象の周囲30m以内」なので射程ギリギリで使っても自分に届くくらい範囲が広いです。

特徴

ダメージを受けてダウンしない動きはニュアンス的には踊り子と大体一緒です。イマジン系+ブラックコメットは機がアナライズ+ドリル系を味方の攻撃に合わせて使うのと同じ要領です。どちらのジョブもLBは魅了を入れたり単体特大ダメで敵を倒して味方に貢献するタイプですが、ピクトマンサーは耐える方に特化しています。

ブラックコメットやマディーンレトリビューションなどで火力を出しまくるのではなく、敵に狙われに行ってバリアで凌いだりスマッジで強引に逃げたりして敵のスキルを吸って味方の負担を減らす形で貢献します。

火力を出して貢献しようするとピクト系の詠唱が必ず足を引っ張りますし、その詠唱は4秒の何も出来ない時間(ダウンタイム)なので他の遠隔を出した方が良くなります。イマジンポンポンを乗せたマディーンレトリビューションで18000を与えても使うまでの過程で16秒のダウンタイムがあるので他のジョブの方が稼げます。

威力の高いスキルはダメージを稼ぐためではなく味方とタイミングを合わせて使って瞬間火力を敵に押し付けること、テンペラコート(クラッサ)とスマッジはダメージを吸って下がることを目的に使いましょう。

やること

概ね先程の特徴の通りです。

ピクトマンサーはLBで強引に敵を倒せない代わりに耐えることが出来ます。ダメージを吸った結果味方の被ダメが減って動き続けることが簡単になって火力が伸びて敵を倒せるみたいな流れです。

ピクトマンサーはブラックコメットを2回使うだけで24000削れますが、その後使えるものは何も無いので火力を出すためにスキルを使うことはありません。CMYは威力は高いですが打ち続けても別に強くありません。後ろからCMYをポチポチしてるよりもダメージを受けに行く方が大きく貢献できます。

敵の攻撃を吸う

前に出てダメージをダウンしない程度に受けて下がるのは全ての遠隔がやることですが、ピクトマンサーはスマッジとテンペラコートを駆使してより多く吸うことができます。射線を切れる位置まで下がる手段が徒歩やスプリントのジョブよりもスマッジを使えば強引に下がることが出来ます。

AからBの方を向いてスマッジを使うとCを経由して壁に擦りながらBに飛びます。火山の階段の手すりみたいなやつに当たるとひっかかって止まるのでそれ以外の場所では使えます。よくやるので覚えておきましょう。

テンペラコート

テンペラコートは使って割りまくってるだけで十分ですが、スタン等のccが来なければピクト系の詠唱は止まらないのでテンペラコートをつけてクリスタルを踏みながら詠唱をして終わったら去るような目的で使うと、ピクト系の詠唱をしてる時間がダウンタイムにならないので無駄なく時間を使えます。

ただしテンペラコートだけだと心許ないのでmpに余裕がある時だけ出来ます。浄化は敵にバインドを持っている敵がいる等で退く時のプランを崩されそうな時ならあった方が良いので、敵の構成を見ておきましょう。

ただ前に出て使って割るだけでもダメージは吸えていますが、ピクト系の詠唱を狙われる位置でやるためだったりLBを使う直前にバリアをつけておいたりと色々なパターンを用意しておきましょう。召黒赤は全員近付かないといけないスキルがありますが、ピクトマンサーにはそれが無いので能動的に出来るようにしましょう。

この項目のまとめ

テンペラクラッサはスマッジが無いとかピクト系の詠唱をしたい時以外とか敵に召や学のような範囲攻撃が多いジョブがいる時に適宜使います。どちらかといえば単体の威力が高いスキルを吸いたいのでテンペラコートを使うことの方が多いです。クラッサは最初はリキャが終わって寝かせてしまうのを避けるためにやるくらいで構いません。

敵の攻撃を吸いながらピクト系を詠唱出来る方が良いとはいえ手元のスキルとmp的に厳しそうなら射線を切れる位置で詠唱しましょう。

味方の攻撃に合わせてスキルを使う

味方が突っ込んだり何かしら威力の高いスキルを使って敵が大きく削れたり、味方が敵に向かって歩いていてこのまま攻撃をするであろう時に自分も一緒に攻撃しましょう。クリコンで敵を倒す上で基礎的な要素なので味方の行動と位置はこまめに見ておきましょう。

ピクトマンサーはこれを基本的にイマジン系+ブラックコメットでやります。ブラックコメットはダメージの発生が遅いですがイマジン系の効果を先に付与しておきたいので先に使います。モーグリストリームとマディーンレトリビューションもブラックコメットと同じ扱いをします。

イマジン系+ブラックコメットで敵が倒せず味方がダウンを狙って攻撃を続けているのであれば、追加でブラックコメットをもう1回使いましょう。ブラックコメット単品で使うのは、復帰後ピクトポンポンを詠唱してから向かう暇がない時を除いてこの場合のみです。

イマジン系を使ったら早めに用意しておきましょう。イマジン系+ブラックコメットのリキャを回しながらテンペラコートを使って前に出てピクト系を詠唱して終わったらスマッジで退くといった流れが無駄が無いです。火力を出すためにスキルをガンガン使ってると枯渇しますが、タイミングを合わせて使ってるとちょうどいい感じに回ります。

LBを使って自分で吸うか味方に活かしてもらう

主にクリスタルの範囲内に重なるように置きます。範囲はクリスタルよりちょっと広いのでそんなに厳密に中央で発動させる必要はありません。適宜射線を切れそうな位置から発動させましょう。敵が入っていてもノックバック以外の恩恵が無いので、押し出して敵が離れた間に50%に届きそうな時とかちょっと進めることに意味がある時以外は無理して当てなくていいです。メソテと違って半分重なってればいいくらいです。

タイミングは敵のLB状況や味方のリソースを見て決めましょう。

どの状況においても発動させてから2.5秒の硬直の後に効果が出始めるので、先に使っておいて敵が「ピクトマンサーのLBがあるから今LBを使ってもダウンを取れないかも」となる状況を作るようにしましょう。敵のLBを見てから使っても0.5秒で気付いて押せたとかじゃないと間に合いません。

敵のLBを遅らせたり、人数差があって敵5人の攻撃を4人で受けないといけなかったり、チェックポイントでの戦闘のような同じ場所で戦ってる時に硬くなってダウンを防ぐように使いましょう。何かのカウンターではなく敵の攻撃の選択肢を奪うような感じです。

スタープリズム

ブラックコメットと同様イマジン系と一緒に使って敵のダウンを狙ってもいいですが、快気のように減ったhpを戻すために使っても構いません。LBを使った自分を狙う敵が使ったスキルで削れたhpをmpを使わずに戻しましょう。

スタープリズム+快気で計28750+hotなのでhpsがすごいことになります。敵に瞬間火力を押し付けられても25%軽減を乗せつつ特大ヒールが出来るのでめちゃくちゃ硬くなれます。人数差が無かったりこちらの方が不利な時は硬くなる方が良いです。

ホワイトホーリー

移動スキルがあったりバリアがある程度では他のジョブと似たり寄ったりですが、ピクトマンサーはその2つを持った上で8000回復出来るスキルを持っているのでダメージを吸うということにおいて選択肢が多いです。

イマジン系がピクト系を詠唱しないと使えない都合で、ブラックコメットは1チャージ残っていることが多いのでホワイトホーリーも使いましょう。ダメージを吸いに行く動きの中で、敵に狙われ始めてスタンを入れられたりキレイにバーストを叩き込まれた等で危うい時にホワイトホーリー+快気で23000戻せるので他のジョブよりも高いhpsを出しながら退くことができます。これをスマッジの移動速度upを乗せてスプリントと同じ速さで移動しながら出来るのがピクトマンサーの強みのひとつです。

ホワイトホーリーの選択肢も考慮して他のジョブよりも強引に動きつつブラックコメットも使ってダウンを狙いましょう。ダメージをたくさん吸える代わりに火力は必要最低限しか持っていないと考えましょう。

LB中は回復力が10000になるので更に硬くなれます。

マディーンレトリビューション

敵を倒せればなんでもいいですが即使う必要が無いならピクトポンポンを詠唱してイマジンポンポンを乗せましょう。3人以上の敵に当たりそうで誰かに合わせずに自発的に使う時でも、マディーンレトリビューションだけでは敵がダウンしないので味方が戦える状況である時にしましょう。

味方が追っている瀕死の敵1人にしか当たらない且つブラックコメットがリキャ中で使えない時は消去法でマディーンレトリビューションを使うことになります。複数人に当たることよりも敵を倒して人数差がある状態で戦える方が良いです。

味方の白とか竜とか召のような範囲大ダメージのLBと合わせたり、ほかにも戦士のLBと合わせる等味方のLB状況も見て合わせるのも◎です。但し先に敵を倒せそうなタイミングが来たら使ってしまった方が良いのでワンパターンにこだわらないようにしましょう。

サブトラクティブパレット

CMY→解除→RGBで短い時間で10000～12000を与えられますが余裕があって数秒暇な時くらいしかやらないです。CMYで3000多く与えるより即座にRGBでダメージを与える方が良い場面もあるので一長一短です。

後ろからCMYを使い続けるような状況はほぼ無いので敵か自分の何かがおかしいと思ってください。

おまけ

7.0前はこの環境でどうやって新しいジョブを追加するんだろうと思ってました。蓋を開けたら超硬い遠隔でした。

ナイトが硬すぎてダルかったり、LB以外のccが無い代わりに火力とダメージ吸収とヒールを全部持ってる踊り子がランキング上位に多数いたり、何かと硬いジョブは悪さをしてるような印象があります。その中でもいい塩梅を探した結果こんな感じになりました的な空気を感じられてはいます。

やってはいけないこと、出来ないと話にならないこと、「それをやるなら機とか召喚でよくない？」が山ほどあるので初心者向けではないと思います。新しいジョブなら新規の窓口になるくらい雑に使っててもある程度貢献出来るようなジョブが良かった・・・・・