前にも似たような記事を書いた気がしますがあっちはメカニクスに触れただけなので毛色が違うということにしておいてください。
あのジョブは難しいとか簡単だとかいう評価は調べると出てきますが「自分がやりたいジョブをやるのが一番おすすめです!」みたいな内容だったり初心者におすすめとか難しいとかぼんやりした表現なので、今回は何がどう難しくて簡単なのかという点について触れていこうと思います。
FF14のゲームシステム上、よくあるアクションゲーで発想がおかしい変態じみた動きをして凄まじい効率でダメージを稼いでいく鮮やかなスーパープレイというものは存在せず、スキル回しをミスしていたり装備が最終装備でなかったりすると減点されていって70点でしたみたいな減点方式で火力が決まります。
時間内に「折り紙で千羽鶴をたくさん作れるかどうか」ではなく「渡された3枚の折り紙でいかに綺麗に千羽鶴を折れるか」という感じです。「なんだかこの鶴はクチバシの部分の折れ目が汚いですねぇマイナス20点」とかみたいな感じです。GCDを最大限回せていないとそもそも折り紙を2枚しか持てなかったり、開幕回しが適当だと最初の三角折りで角が合っていなくてどう足掻いてもこの後綺麗に完成させるのは無理でしょうねみたいな。脱線しました。
ひとくちに「難しい」といっても様々な方向性があります。
・GCDを回しながらアビリティを完璧に運用するのが難しい
・WSに適切な順番が存在し、正解の通りに戦いながら回すのが難しい
・その時の状況次第で判断して使わなければ逆に火力を失うアビリティがあって難しい
大体この3つに分かれます。この方向性の違いが各ジョブごとの操作感などの特色に繋がっています。なおスキル回しを完璧にする上での忙しさは最初しか関与しないので加味しないものとします。慣れてしまえばなんとやら。
先に結論だけ書いておきますが竜>忍=モ>侍の順で難易度が低いです。100点ではなく80点を目指すのであればこの限りではありません。そしていちばん難しい侍やったし忍者もできるということもないです。
完璧に回す上でのルールを満たす難易度が低いかどうかを基準に判断しています。また、全て零式などのレイドで使うことを前提としています。
初心者におすすめしないのは共鳴編の環境だと輝けないモンクと単純に難しい黒だけなので「おすすめしない」というのは「やるな」ではなく「やらない方がいいと思う」です。
竜騎士
守るべきルールはコンボの最後の方向指定と紅の竜血に入るタイミングです。
・方向指定はどのメレーでも守るべきですが、竜だけコンボの最終段の方向指定をミスると威力80を失うので特に気を付ける必要があります。
・ランスチャージかドラゴンサイトのどちらかをスターダイバーに乗せるためにゲイルスコグルとミラージュダイブの順番を変えて30秒先送りにするかどうかの判断がありますがゲイルとミラージュの順番を前後させるかどうかの2択なので、それさえわかればあとはリキャごとにぽちぽちしていくだけです。
リキャごとにアビを使うというのはFF14において非常に重要なことなのでルールがシンプルな竜はこれを練習するにはもってこいです。ほとんどのジョブの基礎になるので初心者におすすめです。
欠点があるとすれば接敵スキル(暗のプランジや侍の暁天など)がイルーシブジャンプという少しクセのあるものか、ダメージソースに含まれていてリキャごとに使わないといけないためタイミングを選べないものしかないので微妙にめんどくさいところでしょうか。
忍者
守るべきルールは「だましの方向指定を守ってだまし中に全てを叩き込む」だけですがこれを実現するためにはメレーそのものの練度がそこそこ必要なのと、120秒周期のだましは他のだましよりも天地人が絡む関係でだまし中にどういった順番でスキルを使うか決めておく必要があります。あと開幕回しが他のメレーと比べて長いです。
そこまで長時間ではないですが天地人を使っている間は移動できない点やだまし中に全てを叩き込むために難しくはないものの準備が必要なので、状況に応じて考えて判断して使うものは無い代わりにルールを守るのがそこそこ難しいといった感じです。
逆にルールに則って完璧に回すことが出来れば判断して使うものがないのでどのコンテンツでもとりあえず基礎を守っていれば火力が出せるというメリットがあります。主に零式などのレイドで輝きます。昔ほど忍者必須という環境でもないですが強くて安泰なジョブがしたい方にはおすすめです。
侍
守るべきルールは「シナジー中に剣気を一気に使えるように溢れさせないように残しつつ戦う」と「燕返しをリキャごとに使えるように適切に葉隠を使う」です。使うアビリティは少なく、簡単そうに見えますが明鏡止水と燕返しのせいでめんどくさい時があります。でも強い。
・使うタイミングを見極める基準さえわかれば葉隠を使って燕返しをリキャごとに使うのは複雑なことではないですが、明鏡止水も絡めて燕返しのリキャがn秒だから月と雪をつけて明鏡止水して花→雪月花すれば燕返しのリキャが終わった瞬間使えるなっていう判断をしなければいけません。ギミックに左右されるのでその場で判断することもあり、回数を重ねなければ完璧に回すのは難しいでしょう。
・ピュアdpsなのでptメンバーのシナジーをいかに吸収できたかも重要です。各ジョブのシナジーを把握してタイミングを考えましょう。というと他のジョブも勉強しないといけなさそうですが大体60秒周期で考えていいのでdot更新とセットです。
80点くらいでいい方は燕返しのリキャを気にせずGCDを回していれば勝手にそれくらいは取れますが、それなら竜をしていた方がマシなので100点を取るために葉隠のことも考えていきましょう。メレーで唯一タイミングを間違えるとロスになるスキルを持っていますが、それしか難しいところがないのでそこに集中できると思います。
初心者におすすめとは言い難いですがタンクや他のメレーをしていてある程度メレーを触ったことがある方ならおすすめです。
モンク
守るべきルールは「方向指定を守れるように金剛の極意とトゥルーノースを使うタイミングを覚える」と「迅雷を切らさない」です。
・スキルの説明文を読めばわかりますが金剛の極意は発動させれば30秒間トゥルーノースというぶっ飛んだスキルなので全WSに方向指定がありますが戦闘時間の半分くらいは無視できます。もちろんどうしても普通に方向指定をこなさなければならない場面はあるので迅雷のGCD短縮も相まってシンプルな割にメレーの中で一番メレーに慣れていないとしんどいかもしれません。
・迅雷はWS以外で維持する手段が必要以上にあるので切れることはほぼないと思います。どちらかといえば方向指定を守りながらコンボをどう組み立てていくかの方が重要ですが、判断基準がどれも2択でわかりやすいのでとっつきにくいことはないです。
個人的にですが他のメレーと比べるとどうしても90秒周期のバーストで他のジョブと噛み合わないのとコンテンツによっては相性が悪すぎてレンジより火力が低くなることもあるので新しく始めるのはおすすめしないです。海外では作り直せと署名が集まったとかなんとか。
ただのメレーでは物足りないアナタにおすすめです。
用語などの補足
GCD
包括的なんちゃらとかいう名前だった気がしますが、ウェポンスキル(WS)を使うとくるくる回るアレです。WSとWSの間にアビリティを挟むことを「GCD間にアビを挟む」などと言います。戦闘中はコレを止めずに常に回し続けていきます。
バースト
一気にアビを使ったりして火力が高くなるところをバーストといいます。大体リキャごとにアビを使っているとタイミングが重なる時があるので大体そこがバーストです。
コメント